梅シロップ

梅シロップは、梅の質にあまり左右されず、簡単においしく作れます!
【材料】
青梅 1kg
氷砂糖 1kg
リンゴ酢 100ml
※黄色くなった梅でも作れますが、あまり柔らかいものは皮が破れるのでおすすめしません。
青い梅だと爽やかに、黄色い梅なら芳醇なシロップになります。
酢の種類は、爽やかなリンゴ酢がよく合います。
【作り方】
(下準備)
3L ほどの容量の瓶を、熱湯かアルコールで消毒する。
❶たっぷりの水の中で梅をやさしく洗い、水をよく拭く。
竹串などで梅のへたを取り除き、へたのくぼみの水も拭き取る。
※水を拭いたら放置せず、すぐ漬けてください。


❷氷砂糖と梅を交互に瓶に入れる。
一番上に氷砂糖が乗るように調整すると良い。
リンゴ酢を回しかけ、蓋をして冷暗所に置く。


❸翌日からは1日に2~3回、瓶を傾けたり転がして、なるべく全ての梅にシロップがかかるようにする。
※梅全体がシロップに浸かってからは、混ぜる頻度は2~3日に1回程度で構いません。




❹氷砂糖が完全に溶けたら混ぜるのをやめ、そのまま冷暗所に置く。
※この時点でおいしく飲めますが、1~2か月経ってシロップが琥珀色になった頃からが特においしいと思います。
❺好みの味になったら完成。
水や炭酸水で割る際、好みでりんご酢を少し加えると爽やかな酸味がとてもよく合います!
梅寒天やゼリーにも使えます。

【保存について】
完成後、梅を取り除いて冷蔵庫に入れれば風味もあまり変わらず、1年以上保存できます。
梅を入れたまま冷暗所に置いておくと濃厚な香りと色が楽しめるので、私はそうすることが多いです。
きちんと涼しいところであれば常温で1年以上置いておけるので、小ぶりな瓶に移しながら味の変化を楽しんでいます。
※移し替える瓶は消毒してください。
ただ、少し苦くなることがあるので、梅は遅くても半年後には取り出したほうが良いと思います。
お家の環境とお好みに合わせて、いろいろやってみてください。
【リンゴ酢について】
リンゴ酢を入れることで爽やかな酸味がプラスされ、途中で発酵するのも防いでくれます。
元々は梅と氷砂糖だけで作ったシロップにリンゴ酢を少し混ぜ、それを水や炭酸水で割っていました。
はじめからリンゴ酢を入れて漬ければいろいろとメリットがあることに気づき、数年前からこの配合で作っています。
100ml程度なら「しっかり酸っぱい」という味にはならないので、息子も喜んで飲んでいます。
また、寒天やゼリーにしたときに梅の邪魔になるような酸っぱさでもありません。
大人は気分によって更にリンゴ酢を混ぜて、目の覚めるような爽やかなドリンクを楽しんでいます。
私はレモンより合うと思っています。
米酢でも作れますが、たった100mlでも「なんかちょっと米くさい」という不思議なシロップになったため、リンゴ酢をおすすめします。
ドリンクを作ったり、普段のドレッシングやマリネにも問題なく使えます。
【追記】
梅干しに関しては、なるべく良い梅を選ぶことが大切だと思っています。
でも梅シロップは、腐っていなければわりとどんな梅でも大丈夫です。
やさしく洗って拭いて、すぐに漬けます。
梅から出るガスや細かい傷の影響で、漬けてすぐ、まだらに茶色く変色し始めることがあります。
これは失敗ではないので、気にせず工程を進めてください。
また翌日頃から、瓶を開けたときに「プシュッ」と音がすることも。
これもガスのせいなので、心配しなくて大丈夫です。
私はたまに蓋をゆるめてガスを逃しています。
初夏の梅シロップとしそジュース、冬のゆず茶、ジンジャーシロップ…。
季節の恵みのおかげで、年中幸せに暮らしています。
梅シロップは時間もあまりかかりませんから、青梅が手に入ったらぜひ作ってみてください。



