シュワリとした食感のかっぱ巻き
〈材料〉
米 2合
(A)
米酢 大さじ3
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1
白いりごま 適量
きゅうり 2本
焼き海苔 全形4〜5枚
〈作り方〉
(下準備)
米を少しかために炊く。
焼き海苔を半分に切る。
❶A(米酢大さじ3、砂糖大さじ2、塩小さじ1)を注ぎやすい容器に合わせ、砂糖と塩が完全に溶けるまで混ぜて寿司酢を作る。
❷炊きたてのご飯に寿司酢を回しかけながら手早く混ぜ、うちわで扇いで冷ます。
粗熱がとれたらごまを加えて混ぜ、広げてよく冷ます。
❸きゅうりを2mmの細切りにして水分を丁寧に拭き取る。
❹焼き海苔の裏側(ザラザラのほう)に酢飯をのせて均等にのばす。
向こう側の1cmは酢飯をのせない。
❺きゅうりを酢飯の手前寄りにのせて巻く。
巻き終わったものには乾いた布巾などを掛けておく。
❻包丁を酢(分量外)で湿らせながら切り分ける。
※今回は気軽なお寿司なので飯台やバットを使わず、鍋の中で酢飯を作りました。
洗い物は減りますが冷めるのは遅く、ちょっと混ぜにくいので、道具を使ったほうが結局早かったりします…。
動画
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控えめなぼんやり味の酢飯なので、梅干しをたたいて一緒に巻いたり、青じそを千切りにして酢飯に混ぜたり、わさびをたっぷり添えたり、アレンジも楽しいです。
個人的には、わさびと醤油で食べるのが大好きです。
きゅうりすら入れずに、梅干しをたたいたペーストだけ巻くこともあります。
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控えめな酢飯の味に合うよう、きゅうりを2mm程度の細切りにして巻きます。
きゅうりは皮がおいしくて綺麗なので、すべてに皮がついた状態になるよう、まず斜めに切ってから細切りしてください。
そして、さらしやキッチンタオルでやさしく包み、切り口の水分を吸い取ります。
このきゅうりをひと束噛むと、少し気のぬけた炭酸のような、シュワリと軽い食感が楽しめます。
水っぽさが軽減され、酢飯と融合して美味しいんです。
大きくなりすぎたきゅうりは内部が水っぽく、種の存在感もすごいので、ゴーヤの要領で種をスプーンなどで除いてから切ると良いと思います。
半分に切った海苔に冷めた酢飯をフワッと広げてきゅうりを並べ、巻きます。
手前から巻いていくので、巻き終わり1cmほどは酢飯を乗せないようにしてください。
このとき、きゅうりがパラパラして巻きにくいのが致命的な欠点ですね。
まあ、家で食べるものだし、あまり見た目は気にせず、ざっくりと巻いています。
ご飯が分厚いところもスカスカなところもありますが、それも気にしません。
巻き終わりを下にしてしばらく置いてから、長さを揃えて切ります。
他の具材を潔く全部諦めているからこそ、きゅうりには少し手をかける余裕が生まれるのかもしれません。