だて巻き
じゅわっと甘くて、ふわっと香る卵と白身魚。
味つけは市販のはんぺんに任せて、私は甘みを足して焼くだけです。
巻き物を読んでよく学び、おしゃれな伊達者になれますように…。
美しい北欧食器に乗せると、ちょっとだけ、おしゃれ上級者っぽく見えませんかね?
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〈材料〉18✕14cmの卵焼き器約2枚分
卵 5個
はんぺん 110g
砂糖 50g
水 50ml
※はんぺんは、スーパーにいつも置いてある紀文の110gのものを使いました。
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〈作り方〉
❶ちぎったはんぺんと卵をミキサーで撹拌する。
なめらかになったら砂糖と水を加えてよく撹拌する。
❷卵焼き用のフライパンに薄く油を引いて熱し、❶の半量を流し入れる。
バットや板で蓋をして、ごく弱火で焼く。
おおむね火が通って表面が乾いたら裏返し、2分ほど焼く。
※生地の量によって、焼き時間はかなり変わります。
今回は全体の半量より多めに焼いたので、裏返すまでに20分焼きました。
半量ならもう少し早く焼けると思います。
❸熱いうちに、はじめに焼いた茶色い面を下にして、縦長になるように鬼すだれに乗せる。
手前をほんの少し折り曲げ、それを芯にしてすき間なく巻く。
横から見てきれいな丸になるように形をととのえ、鬼すだれを2か所ほどぎゅっと縛る。
汁が出るのでバットなどに立てて置き、完全に冷ます。
❹冷めたらラップで巻いて、冷蔵庫で保存する。
残りの生地も同様にして焼く。
※2枚に分けて焼く場合、時間が経ってミキサーの中の生地が分離することがあります。
再度撹拌してから焼くと生地が均一になってきれいです。
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〈保存〉
冷蔵庫で3日ほど日持ちします。
食べる分だけその都度切るようにすると良いです。
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〈追記〉
卵焼き器は18✕14cmのものを使っています。
この分量の生地をちょうど半分に分けて焼くと若干薄くて貧相になるため、1枚目は厚めに、2枚目は薄めに焼いています。
そもそも鬼すだれをひとつしか持っていないため、本気できれいに巻くのはいつも1本だけです。
もう1本は普通の巻きすで細巻き風にするか、巻かずに色紙のように切って食べてしまいます。
平らに焼ければ何でも良いので、丸いフライパンでも、オーブンでも大丈夫です。
昔ホームセンターで買った鬼すだれの糸が切れていたので、このたび、しっかりしたものを買い直しました。
何年も普通の巻きすで作っていましたが、やっぱりだて巻き特有のギザギザ、かわいいですね!
私の使っている鬼すだれは楽天roomに載せておきますが、近くのお店で買えるならそのほうが安いと思います。
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小学生の頃、だて巻きが大好きな母と一緒に作ったのが最初です。
普段は私ひとりで勝手に料理していたのに、そのときだけは珍しく付き合ってくれました。
多分、新聞か何かに載っていたレシピで作ったのだと思います。
当時、鰹とみりんの匂いが気になったため、私はだし汁もみりんも入れるのをやめました。
市販のはんぺんには塩がしっかりきいていますから、塩も入れません。
ただ、甘くないとおいしくないので、砂糖はそこそこ入れています。
私の好みだけを頼りに決めた配合のため、好き嫌いは分かれそうですが、気に入ってくださる方がいるととても嬉しいです。
夫は絶賛してくれますけど、だて巻きとだし巻きの違いも分からずに食べる男ですからね…。