栗きんとん

金色に輝く、おせちの一番の人気者。
味つけはお砂糖だけで軽やかに仕上げます。
【材料】2~3人分
さつまいも 400g(正味250g)
くちなしの実 1個(あれば)
砂糖 75g
水 100ml
栗の甘露煮 100g程度(汁気をきっておく)
※さつまいもは皮を厚く剥きます。
皮を剥くとかなり減るので、多めに用意してください。
皮を除いた重さ(正味量)に対して3割の砂糖を使います。
※白い砂糖を使うと色がきれいです。
【作り方】
❶さつまいもを洗って2cm厚さの輪切りにし、すぐ水にさらす。
両端の部分はアクが多いので多めに切り落とす。
皮を厚く剥いて、1時間ほど水にさらす(水は何度か換える)
※断面の維管束環の内側を剥いてください。
かなり厚く剥くことになります。
皮を剥いたら残った部分の重さをはかり、0.3をかけて砂糖の分量を決めておきます。



❷鍋にさつまいも、たっぷりの水、くちなしの実(砕いてお茶のパックなどに入れる)を入れて火にかける。
沸いたら弱火にして、やわらかくなるまでゆでる。
※さつまいもが崩れない程度に、でも少しひびが入るくらいしっかりゆでます。


❸さつまいもをざるにあげ、熱いうちに裏ごしする。
※よくゆでたさつまいもは、ざるで裏ごしすることもできます。
食感は少し変わりますが、へらやマッシャーでよく潰すだけでも構いません。


❹鍋にさつまいもと砂糖を入れて混ぜ、水を加えて弱火にかける。
へらで底から混ぜながら水分を飛ばし、つやが出てきたら栗の甘露煮を入れる。
栗がつぶれないように混ぜ、鍋底のへらの跡が数秒残るようになれば、火からおろす。




❺底の広い保存容器に流し入れる。
冷めたら表面にぴったりとラップをかぶせ、冷蔵庫で保存する。

【保存】
冷蔵庫で3日ほど保存できます。
冷凍もできますが、栗の食感が変わったり潰れやすくなったりします。
栗なしで作って冷凍し、食べるときに栗を乗せるのも良いと思います。
唯一のコツは、思い切り皮を厚く剥くことです。
さつまいもを多めに用意して、半分に減っても良いくらいの気持ちで剥きます。
甘いところがたくさんついた皮は、ミネストローネにすると最高です。


甘露煮の蜜を加えてもおいしいのですが、市販の甘露煮で作ることを想定し、砂糖のみのレシピとしました。
栗の甘さに対してさつまいもの甘みが足りないと感じたら、途中からでも砂糖を追加してください。
栗を入れる前なら、水を足しながら砂糖を追加できます。