ぜんざい

鳥取にお嫁にきて一番驚いたのは、ぜんざいをお正月のお雑煮として食べることです。
夫が毎年楽しみにしているので、おいしく炊けるよう実験を重ねました。
大切なのは、小豆をきちんとやわらかくゆでることです。
【材料】
小豆 250g
砂糖 175g
塩 1つまみ
餅 食べたいだけ
※砂糖は小豆に対して7割です。
甘すぎない分量なので、味をみて調整してください。
【作り方】
❶小豆を洗い、たっぷりの水(約1000ml)とともに鍋に入れて弱火にかける。
15分ほどかけて沸騰させ、沸いたら中火にして10分煮る。
火を消し、蓋をしてそのまま30分蒸らす。


❷小豆をざるに上げ、サッと洗って鍋に入れる。
小豆がしっかり浸かるように水(700~800ml)を入れて火にかけ、沸いたら蓋をして弱火で煮る。
アクはこまめに取る。
※小豆が水面から出ないよう、水が減ってきたら水を足しながら煮ます。
蓋をしないで煮てもよいですが、時間がかかります。
また、水の減りが早いため、しょっちゅう水を足す必要があります。


❸30~60分かけて小豆をやわらかく煮る。
※1粒つぶして煮え具合を確認します。
指で軽く押さえただけで全て細胞単位に分かれればOK。
少しでも芯が残るようならまだ煮えていません。
小豆によって煮える時間が変わるので、時間にとらわれず、完全にやわらかく煮ることを目標にしてください。


❹このまま砂糖を入れて仕上げるので、煮汁が多ければ上澄みだけ捨てて、ぎりぎり小豆が見えない程度に減らす。
もし煮汁が少なければ水を足して調整する。
砂糖と塩を加えて10分ほど弱火で煮る。
お椀の底に少し小豆を敷いてから、餅を入れて盛りつける。




【保存】
冷めたら冷蔵庫で保存します。
日持ちは3日ほどです。
すぐ食べない分は早めに冷凍すると良いです。
【追記】
ほぼ唯一の失敗は、工程❸で完全にやわらかくゆでないことだと思います。
「まあこのくらい煮えてれば」と言って砂糖を入れたら、その瞬間に石のようにかたくなります。
黒豆に比べたら早く煮えるほうですから、ぜひじっくり煮ておいしく作ってください!