かぶの甘酢漬け

ひらひら繊細なかぶは、天女の羽衣のよう。
皮ごと使いますが、薄く切るので食感が悪くなることもありません。
お花みたいにくるくる巻いて、お重に詰めるのも良いですね。
【材料】
かぶ 1個(500g)
(A)
米酢 80ml
水 80ml
砂糖 45g
昆布 あれば小1枚
赤唐辛子 あれば1本
※今回は大きめのかぶ1個で作りましたが、小さければ数を増やしてください。
※昆布と赤唐辛子は、なくてもじゅうぶんおいしいです。
【作り方】
(下準備)
○水500mlに塩大さじ1を溶かしておく(分量外)
❶かぶをよく洗って、繊維を断つようにごく薄く切る。
準備しておいた塩水に30分ほど浸す。
※今回はスライサーを使いました。
包丁なら、小ぶりなかぶのほうがきれいに切れます。


❷保存容器にA(米酢80ml、水80ml、砂糖45g)を入れて混ぜ、砂糖を溶かして甘酢を作る。
昆布と赤唐辛子(種を取り除く)も、あれば一緒に入れる。


❸しんなりしたかぶを重ねて手のひらではさみ、水分を絞る。
平らになるように広げながら甘酢に入れ、ラップをかぶせて密着させる。
冷蔵庫で3時間以上(できれば半日)味をなじませる。
※赤唐辛子を入れる場合、赤唐辛子自体も甘酢も、素手で触らないよう注意してください。
手を洗っても辛味成分が残るため、その手が目や肌に触れると危険です。


【保存】
冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。
時間とともにシャキシャキした感じが弱まり、しんなりしてきます。
お好みのタイミングで食べてください。


【追記】
かぶは皮ごと使いますが、皮がきれいでなければ薄く剥きます。
赤唐辛子のかわりに、ゆずの皮を入れるのもおすすめです。
息子が食べられるよう、普段はゆずの皮で作ります。
今回レシピ用に、久々に唐辛子を入れたのですが、やっぱり大人にはたまらないおいしさですね。
辛いのが好きな夫が、全体の9割ほど食べました。
聖護院かぶで作れば、千枚漬けと呼んで良いと思います。
甘くてやわらかくてとてもおいしいので、もし手に入ったらぜひ使ってみてください。
